電気柵支柱の打ち込み方について解説

電気柵を設置するときに、最初に行う事が支柱の設置(打ち込み)になります。

設置方法や設置に見合った道具を使用することで、支柱の設置が簡単になります。

では、どのような設置方法や道具を使用すればよいのでしょうか?

 

 

支柱の設置は地面で決まる!?

 

電気柵の支柱を設置する場合、地面の質が大変重要になってきます。

田んぼの畔のように柔らかいのか、石が沢山埋まっていて固いのかで、支柱の設置方法が変わります。

順に説明しましょう。

 

 

①地面が柔らかい場合

柔らかい地面に支柱を設置する場合に注意することは、支柱の打ち込み深さになります。

地面が柔らかいと、どんどん支柱が入っていきます。

支柱の打ち込みが深すぎると、支柱が斜めになる場合があります。

こうなると、見た目が悪いのはもちろんですが、電気柵の電線を張るときに高さを合わせにくくなります。

高さが合わないと、動物が侵入することがあります。結果として、動物に対する効果が弱くなります。

また、支柱の打ち込みは、浅すぎてもいけません。

浅いと支柱がグラグラします。特にコーナー部分は、電気柵の電線を張ったときに力が加わります。

打ち込みが浅いと、引っ張られて支柱が倒れてしまいます。

最悪の場合、支柱が完全に倒れて電気柵の電線が地面に接触する可能性があります。

こうなると結果として、動物に効果のない電気柵になってしまいます。

 

②地面が固い場合

地面が固い場合は、支柱の設置が大変になります。

特に果樹等の地面の下には石がゴロゴロしている場合があります。

この場合、支柱をそのまま打ち込んだ場合、支柱が入らないばかりか、斜めになったり、支柱が破損する可能性があります。

そのようなときには、固い鉄の棒で下穴を作ることをお勧めします。

鉄筋のように固い鉄の棒で下穴を開けます。その後、開いた穴に支柱を打ち込みます。

これで多少簡単に支柱を設置することが出来ます。

 
地面の下穴を開ける道具はコチラ⇒

 

 

 

③打ち込み工具

支柱を設置する際に、お勧めの工具が木のハンマー(木づち)になります。

鉄のハンマー(金づち)を使用した場合、支柱の上部が破損する場合があります。

また、支柱に当たる面積が小さいために、間違えて手を打つ可能性があります。

木のハンマーの場合、打ち込む部分の面積が大きいので、打ちそこないは減ります。

また、材質が木のため、支柱への衝撃が優しくなります。ゴムのハンマーでも同様の効果があります。

しかし、打つ部分の面積が狭いのと耐久性が劣るので木のハンマーをお勧めします。

使うほどに手になじむ木のハンマーはコチラ⇒

 

 

④打ち込み方

電気柵の支柱を設置する場合、地面の質に関係なく設置の注意事項があります。

それは支柱を真っすぐに打ち込むことです。

電気柵の支柱が斜めに設置されている場合、まずは見た目が悪くなります。

それだけならよいのですが、電気柵の電線を張るときに張りにくくなります。

電気柵の電線は地面に対して平行に張ったほうが効果があります。電線の高さが一定ではない場合、電線が高いところから動物が入る可能性があるので注意が必要です。

ただし、コーナー部分は少し外側に倒して打ち込みましょう。電線に引っ張られて内側に倒れる可能性があります。

 

 

いかがだったでしょうか?電気柵の支柱の設置方法が理解できたでしょうか。

電気柵の支柱は真っすぐ打ち込むことが大切です。

しかし、コーナー部分は外に倒して設置することで電線に引っ張られても倒れにくくなります。一度試されてはいかがでしょうか。