アライグマに最適な資材について解説

アライグマなどの小動物対策で、電気柵を使用されている方もいらっしゃると思います。

しかし、通常の電気柵ではアライグマなどの小動物を防げない場合があります。

ではアライグマなどの小動物を電気柵で防ぐにはどうすればよいのでしょうか?

アライグマ等の小動物は素早い!?

 

 

動物は大きさが大きくなると動きが遅くなる傾向があります。

アライグマなどの小動物はどちらかと言うと素早い動きになります。

小動物用の電気柵資材を説明していきます。

 

①電気柵装置

電気柵装置は各メーカーから様々な物が販売されています。

ほとんどの電気柵は1秒~3秒に1回、1瞬だけ出力します。

仮に3秒に1回の出力と仮定します。アライグマが電気柵に近づきました。まだアライグマは電気柵に触っていません。ここで電気柵が出力しました。

次の電気柵の出力まで3秒間時間があります。アライグマが電気柵の電気に当たらずに畑に侵入するまで3秒の余裕が生まれました。

これだけの時間があれば、畑に侵入する可能性が上がるでしょう。

また、1秒に1回の出力の場合でも、走っているアライグマには電気が当たらない可能性があります。

しかし、メーカーによっては1秒よりも短い間隔で出力する電気柵があります。間隔は0.76秒です。

0.76秒間隔で1回出力します。

この間隔で出力している電気柵の場合はアライグマに突破される可能性が1秒間隔よりも少なくなってきます。

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②ネットを使用

また、今持っている1秒間隔の電気柵を使用したいと思っている方には、電気柵の設置方法を変更することをお勧めします。

イノシシ用等に使用する電線は、線なので突破される可能性があります。ではどうするでしょうか。

それはネットとの併用になります。

電気柵のすぐ内側にネットを張りましょう。

ネットはアライグマが抜けない程度の網目を使用しましょう。3cm角程度の網目をお勧めします。

また、ネットは電気柵のすぐ内側に張るのが効果的です。

ネットを上ることに苦労しているアライグマは、電気柵の電線に触れている時間が長くなります。

ネットと電線の間隔が広くならない様に注意しましょう。

 

 

③専用ネット

新規でネットと電線を張ると手間がかかります。

このようなときにお勧めなのが、ネットと電線がセットになっている専用のネットです。

アライグマや小動物に効果を発揮します。

ネットに電気柵の電線が通してあるため、ネットを広げて支柱に取付けるだけで電気柵が完成します。

これにより、間隔が1秒の電気柵装置でも、アライグマに対して十分効果を発揮することが出来ます。

ただし、注意点があります。この専用ネットを使用する場合、支柱も専用にしなければなりません。

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④専用ネットの固定方法

専用ネットには専用支柱が必要です。

支柱はFRPと言う材質の支柱にしましょう。それ以外の支柱を使用した場合、電気柵の電気が漏電する可能性があります。

また、支柱とネットの固定にはパッカーと呼ばれる資材を使用すると設置が楽になります。

アライグマはネットの下を通ってくることもあります。ネットの下を10cm程外側に折って、地面に打ち込みましょう。

ネット用の固定杭を使用すると設置が簡単です。

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⑤管理方法

ネットの場合、草の管理が難しくなります。

理由は、ネットに草が絡むためです。草刈りをすればよいのですが、ネットに絡まっている草は刈れません。

そのため、手で草を取るか除草剤を撒く方法しかありません。草の管理はしっかり行いましょう。


いかがだったでしょうか?アライグマ用の電気柵について理解できたでしょうか。

アライグマにはアライグマ用の資材を用いることで防ぐことが出来ます。

専用資材で畑を守りましょう。

 

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