電気柵に使用する支柱6種類について解説

電気柵の支柱はいろいろ種類があり、様々な材質を使用することが出来ます。

様々な材質があるからこそ、注意しなければならない点があります。

では、電気柵の支柱を選ぶ際に注意しなければならない点は何でしょうか?

 

電気柵の支柱は設置方法を間違うと効果が無くなる!?

 

電気柵に使用する支柱は、丈夫な棒なら実は何でも良いのですが、それぞれ設置方法が異なります。

自分の予算に合わせて選ぶとともに、他の電気柵資材との最適な組み合わせで使用しましょう。

 

①資材費0円支柱

ズバリ竹です。

直径3センチ程度の乾燥した丈夫な竹なら使用できるでしょう。

数ある支柱の中でも、資材費0円はこの支柱だけではないでしょうか。

自分の土地に竹がたくさん生えている人向けになります。

乾燥していないと弱いという欠点があります。完全に乾燥するまで使用しないようにしましょう。

また、竹の支柱が折れたり、痛んだ場合はすぐに交換する必要があります。資材に関しては、樹脂製のガイシを使用する必要があります。

ガイシは間違いのないように選びましょう。電気柵の効果が得られなくなります。

 

②太くて重い支柱

次にご紹介するのは木杭になります。

細めの丸太の先端を針のように尖らせる必要があります。

腐りやすいので、防腐剤が塗布してある、直径5センチ以上の支柱が良いでしょう。

電気柵で使用する場合、資材には樹脂製のガイシが必要になります。ガイシにネジが付いていて、直接取付け出来る物が便利です。

木杭は太い分、地面が固いと設置に苦労します。地面が柔らかいところに設置するときに検討してはいかがでしょうか。

 

③鉄パイプ

次は鉄パイプをご紹介します。

電気柵の支柱で鉄パイプは意外と多い資材になります。丈夫なので、堅い地面にも打ち込むことが出来ます。

一番の欠点は、材質が鉄なので、電気が流れるということです。

電気柵の線が少しでも支柱に触れると、電気柵としての効果が減ります。最悪の場合、害獣が侵入してきます。

そうならないために、必ず樹脂のガイシを使用するとともに、設置には細心の注意を払いましょう。

また、丈夫なゆえに切断にも手間がかかります。切断する工具が無い方は、大変なのでお勧めしません。

 

④樹脂鋼管

材質は鉄ですが、鉄の周りに樹脂が流してあるタイプになります。

様々な種類の専用支柱が売ってあり、電気柵に使用するには便利な支柱になります。

欠点としては、内部に金属を使用している為、鉄パイプと同じ事が起こります。

害獣に対しての効果が弱くなりますので、設置には注意が必要です。やはりガイシは樹脂製になります。

 

⑤通電しない支柱

次にご紹介するのは、FRPという材質の支柱になります。

この支柱は弾力があり、曲がっても元に戻ろうとする反発力があります。

さらに、この支柱の最大の特徴は、電気を流さないという点になります。

この支柱に直接、電気柵の線を巻いても電気柵の電気は漏電しません。ですので、樹脂のガイシではなく、金属製のフックと呼ばれる物が使用できます。

この支柱は腐れることもないので、長期的にみるとコストが安く抑えられるでしょう。

いちばんお勧めの支柱になります。

 

FRP支柱14mm、90cm イノシシ用はこちら⇒

 

⑥ガイシ付支柱

設置の手間を少なくするという点では、ガイシ付の支柱もお勧めです。

FRPに樹脂のガイシが付いているイメージです。

一体型ですので、外すことは出来ません。利点としては、設置の際に、フックやガイシを取り付ける手間がかからないことです。

欠点としては、電気柵の電線の高さが微調整しにくい事です。

ガイシの場所が決まっているので、少し線の位置を変えたいと思っても、思い通りの高さにできない場合があります。

 

ガイシ付きFRP支柱16mm、93cm イノシシ用はこちら⇒

 

いかがだったでしょうか?電気柵の支柱にはいろいろな種類があることが、お分かりになったと思います。

予算と相談しながら最適な支柱を選ぶようにしましょう。