漏電しにくいガイシについて解説

電気柵に使用するガイシは、各メーカーが販売しています。基本的には金属と樹脂の組み合わせになります。しかし、中には金属を使用しないガイシがあります。では、金属を使用しない電気柵用ガイシとは何でしょうか?

ガイシは漏電する!?

樹脂と金属を使用したガイシの場合、注意しなければいけないことがあります。それは金属部分による漏電です。

金属部分の無いガイシでは漏電の可能性が少なくなってきます。どのようなことか説明していきます。

 

①電気柵の漏電

電気柵は漏電すると、電気柵としての効果が無くなってしまいます。電気柵の管理を行うということは、漏電を減らすという意味でもあります。

どのような場合に漏電するのでしょうか。

それは、電気柵の電線が金属に触れているときです。もちろん、金属が空中に浮いていれば問題ありません。

問題は、その金属部分が地面に触れている場合です。このような金属に電気柵の電線が触れると漏電を起こし、効果のない電気柵になってしまいます。

 

②設置時の漏電

実は、設置時に漏電することがあります。

初めて電気柵を設置した場合、何故漏電するのか分らない原因のひとつです。それは、ガイシによる漏電になります。

金属の支柱を使用した場合、必ずガイシが必要になります。

ガイシは樹脂だけの物と、金属と樹脂を組み合わせた物が使用されます。

金属と樹脂を組み合わせたガイシを使用する場合、注意が必要です。

ガイシには電線の固定方法が決まっています。違う方法で固定した場合、電線がガイシの金属部分に当たることがあります。

こうなると、同じく金属の支柱を通して電気が地面に漏電してしまいます。

 

③漏電しにくいガイシ

メーカーによっては漏電しにくいガイシが販売されています。

それはタイガー株式会社が販売しているフリーガイシです。

このガイシは樹脂のみで作られている為、電気柵の電線がガイシのどこに触れても漏電しにくくなっています。

また、支柱の横から取付できるはめ込み式を採用しています。

これにより、ガイシを支柱の上から通す必要がありません。また、簡単に取付できます。

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④様々な支柱に対応

このガイシは、支柱の太さが13~20mmまでに対応しています。

また、支柱の材質を選ばずに使用できます。鉄パイプや、FRPはもちろん、場合によっては竹にも装着可能です。

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いかがだったでしょうか?漏電しにくいガイシについて理解できたでしょうか。

電気柵は漏電してしまうと、動物に対する効果が無くなってしまいます。

漏電をしにくいガイシを使用することで、管理が楽になります。一度検討されてはいかがでしょうか。