電気柵を効果的に使用する為に大事なことがあります。
その1つが設置方法です。電気柵の設置方法を間違うと、せっかく電気柵を設置したのに害獣が農作物を荒らしに侵入してきます。
では、効果的な設置方法とは何でしょうか?
設置は思ったよりも大変!?
初めて電気柵を設置する人は、設置方法が分らず、我流になりがちです。
正しい設置方法を確認しながら設置することで、防御力の高い効果的な電気柵が完成します。
地形や資材によって変わるので、順に説明していきましょう。
※写真はイメージです。
①土地の地質、地形を知っておく
電気柵を設置するときに、土地の地質は重要になります。
表面は土に見えても、その下は石がゴロゴロしている。火山灰で表面が乾燥している。道路に面している。斜面の下や上にある等様々です。
電気柵を設置する場所は人によって違います。
隣の人と同じ設置方法では防げない場合もありますので注意が必要です。
②斜面の上下の場合
土地が斜面の上や、下にある場合です。
害獣が勢いを付けて斜面を移動する為、斜面のすぐ上やすぐ下に電気柵を設置しても効果がありません。
仮に設置した場合、イノシシの突進力で電気柵が破壊されてしまいます。
斜面の上又は下から、1m以上離れたところに電気柵を設置するようにしましょう。
これにより電気柵が破壊されるのを防ぎ、効果が持続します。
③U字溝などの溝
U字溝などの溝がある場合です。
害獣は溝を飛び越えて来ることがあります。
畑と平行に溝が通っている場合は、溝から1m以上離れた内側に電気柵を設置しましょう。
害獣が溝を飛び越えたときに電気柵が破壊される可能性があります。
④道路沿い
道路はアスファルトやコンクリートで舗装されます。
この道路沿いに電気柵を設置する場合、50cm以上内側に設置する必要があります。
アスファルトやコンクリートは、電流の流れが非常に悪いので、害獣が衝撃を受けません。
道路より内側に50cm以上入れるということは作物を作る土地が減ってしまいます。
しかし害獣を防ぐには必要な地面になるので、思い切って道路から離すようにしましょう。
害獣の足が地面に乗っている状況を作り出すイメージになります。
⑤設置後の管理
電気柵を設置した後は管理が大切になります。
定期的に見回り、線のたるみや草の接触状況を確認しましょう。
電気柵の電圧を確認することも重要です。電気柵の電圧は、専用のテスターで測定できます。
使用している電気柵の装置と同じメーカーのテスターを推奨します。他メーカーのテスターでは、正確に測定できない場合があります。
注意しなければならないのは、一般的なテスターでは測定できません。
必ず、電気柵専用のテスターを使用しましょう。
いかがだったでしょうか?
電気柵の設置方法が理解できたでしょうか。
まずは、自分の土地の地質や地形を知ることが大切です。その土地にあった設置を行うことで、効果的な電気柵が持続します。
その後は、しっかり管理を行いながら害獣を防いでいきましょう。
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