電気柵にはアースが必要です。アースをしなければ全く効果のない電気柵になってしまいます。では、何故電気柵にはアースが必要なのでしょうか?
アースは電気柵の命!?
電気柵を設置した場合、必ずアースが必要になります。
アースの取り方次第で、効果の無い電気柵になると言っても過言ではありません。
アースの重要性について説明していきます。
①電気柵の効果
電気柵の効果は、設置方法で決まります。設置方法を誤ると効果が全く無くなってしまいます。
電気柵がどのように動物に効果があるのか電池を例に説明します。
ここに乾電池があるとします。机の上に立ててみましょう。
上がプラス側です。
豆電球がやってきました。赤線をプラスに付けてみます。
黒線は空中に浮いています。
これだと豆電球は光りません。
これが、電気柵で言うアース不良です。
豆電球の黒線を乾電池のマイナス側に付けてみました。
すると豆電球が光りました。
これが、電気柵で言う、アースが取れた状態です。つまり、プラスとマイナスが必要なのです。
②電流の流れ方
動物は電流によって衝撃を受けます。
電流が流れなければ衝撃を受けません。電流はプラスからマイナスに流れます。
電気柵装置の出力からアースに流れます。
出力は、電気柵の電線に接続します。
イノシシが、電線に触れると、プラスの電流がイノシシの体の中を通ろうとします。
アースがしっかり地面に打ち込まれていると、電流はイノシシから地面を通って、アースに流れます。
イノシシの体の中を電流が通ったので、イノシシはショックを受けます。
これが電流の流れ方になります。
③アースの設置方法
では、実際にアースはどのように設置すればよいのでしょうか?
電気柵のアース棒は、装置に付属されています。1本の時もあれば、数本付属していることもあります。
1本の時は、出来るだけ深く地面に打ち込みましょう。
数本の場合は、それぞれを出来るだけ離して打ち込みましょう。
地面表面が渇いている場合でも、深く打ち込むことで電流が通りやすくなります。
また、アース棒同士を離して打ち込むことで、アースの効きやすい地面に打ち込める可能性が上がります。
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④管理方法
アース棒を長く使用していると、サビが発生することがあります。
サビたアース棒は電流の通り方が悪くなります。
管理をしっかり行っているのに、電気柵の電圧が落ちたと感じたら、アース棒を交換するのも一つの手段になります。
また、草刈りなどでアース棒の電線が切れることがあります。
その場合は、電線をしっかり接続しましょう。
その時、アースの電線が黒く変色している場合は、電線がサビているので、交換してもよいでしょう。
⑤確認方法
電気柵のアースがしっかり効いているかは、電気柵の電圧を測定することで判断できます。
電気柵の電圧を測定するには、専用のテスターが必要になります。
ランプ式や、数値で表示するタイプがありますが、分りやすいのは数値で表示するテスターになります。
電気柵の管理にはテスターが必要ですので、予算に余裕がある方は、電圧を数値で表示するテスターをお勧めします。
電気柵にアースが必要な理由が理解できたでしょうか。
アースは電気柵の命です。管理をしっかり行って、動物から作物を守りましょう。
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