電気柵装置には家庭菜園などの周囲が100m程度に最適な物から、周囲1000m以上の長距離に最適な物があります。
それぞれを使い分けることで、維持費を安く抑えることが出来ます。
では、周囲1000mに最適な電気柵とは何でしょうか?
1000mは電池式が主流!?
電気柵装置の電源は、家庭用コンセント式とバッテリーや電池などのDC式と呼ばれる装置に分けられます。
DC式は雨に濡れても良い装置が多いので、圧倒的にコンセント式より需要があります。
今回は、周囲1000mに最適なDC式について説明します。
①4300DC2
この電気柵はタイガーのアニマルキラーシリーズになります。
最大柵線距は3000m(複合線使用時)。周囲1000mの土地だと、3段まで電線を張ることが出来ます。
出力電圧は9000V、運転モードは一日中・昼のみ・夜のみの3種類から選べます。
電源は12Vで、付属品として専用の電池が付いてきます。
また、このメーカーは電気柵協議会の会員になっています。
②ラウンドピース
この電気柵は、薩摩農機の電気柵になります。
最大柵線距離は3300mです。周囲1000mの土地だと3段は張ることが出来ます。
また、乾電池で動作可能です。最大16個の単1電池を接続することが出来るので、最長160日連続動作が可能です。
このメーカーも電気柵協議会会員です。
③ビビット2000型
この電気柵は未来のアグリが販売しています。
実用推奨距離は4000mなので、周囲1000mの土地では4段まで電線を張れます。
最大電圧は11000ボルトです。電源はバッテリーになります。
未来のアグリも電気柵協議会会員です。
④ゲッターエース3
この電気柵は末松電子製作所が販売しています。
最大柵線距離は3300mです。周囲1000mの土地では3段は電線を張れます。
最大電圧は9500ボルトです。
電源は乾電池8本が使用できます。
末松電子製作所も電気柵協議会会員です。
⑤エリアシステム
この電気柵はアポロエリアのAP-2011になります。
最大柵線距離は3000mなので、3段まで張れます。
最大電圧は10000ボルトです。また、電源は乾電池を使用します。
ホームセンター等でも販売しているメーカーになります。
アポロエリアは、電気柵協議会会員ではありません。
電気柵協議会は電気柵の安全等について国と話し合う組織になります。
国内で販売している電気柵メーカーが7社集まって組織化しています。
いかがだったでしょうか?周囲1000mに最適な電気柵について理解できたでしょうか。
周囲1000m用の電気柵は、今回紹介した以外にも、様々なメーカーから販売されています。
自分の土地に合った電気柵を選んで、動物から農作物を守りましょう。