電気柵が正常に動作しているかを確認する場合、何で確認しているでしょうか?電気柵装置のランプでしょうか。
電気柵が正常に動作しているか確認する場合は、専用テスターが必要になります。
では、なぜ専用テスターが必要なのでしょうか?
電気柵装置のランプは信用できない!?
電気柵が正常に動作しているかを確認する方法として、電気柵装置に付いているランプを見る、専用テスターを使用するという方法があります。
しかし、専用テスターが無いと正確に動作しているか分りません。
どういう事でしょうか?
①装置のランプ種類
電気柵装置のランプにはいくつか種類があります。
まずは動作ランプと言う物です。これは電気柵装置が動作をしたときに光るランプになります。ただし、電気柵装置が故障していても光る場合がありますので、注意が必要です。
次に出力ランプという物です。これは電気柵装置が正常に出力をしている場合のみ光るランプになります。装置が故障して、正常な電圧を出力しなくなった場合は光りません。
電気柵装置が故障しているかどうか判断できます。
②電気柵の電線電圧
電気柵の電線電圧は、最大1万ボルトになります。
そのため、通常のテスターでは測定できません。電気柵専用のテスターが必要になります。
最近は数字で電圧を表示してくれる専用テスターが販売されているので、分りやすく管理がとても楽になっています。
イノシシ等の害獣に対する効果は、この電気柵の電線電圧が大切になってきます。必ず確認しましょう。
③感電の仕組み
何故専用のテスターが必要なのでしょうか?電気柵装置に付いている出力ランプではダメなのでしょうか。
そのためには、電気柵の仕組みを理解する必要があります。
電気柵を正常に設置したと仮定します。そこにイノシシが触れたとします。
通常ですと、電気柵装置の出力が電気柵の電線を通ってイノシシの体を通り、地面に抜けます。
実はこれだけではイノシシは感電しないのです。
地面に抜けた電流が、電気柵装置のアースに戻ってくることで感電します。
ですので、アース線が切れていた場合や、アースが正しく設置されていない場合は、イノシシは感電しません。
④テスターが必要な理由
イノシシが感電するためには、アースが正しく設置されていなければいけません。
電気柵装置の出力ランプは、装置本体が正常かどうかを判断します。
アース線が切れていても、装置が正常に出力していれば出力ランプは光ります。電気柵の電線が正常かどうかは判断できません。
電線に正常な電流が流れているか判断するためには、専用のテスターで測定するしかないのです。
⑤各メーカー
電気柵専用テスターは、各メーカーから販売されています。
数字で表示する電気柵専用テスター以外にも、ランプで表示するものがあります。予算に合わせて選びましょう。
管理がしやすいのは数字で表示するタイプになります。購入を検討されてはいかがでしょうか。
末松電子 デジタルテスター 検電器 電気柵資材 電柵資材 電気牧柵資材 【代引不可】
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いかがだったでしょうか?電気柵には専用テスターが必要だということが理解できたでしょうか。
電気柵は管理が大切になります。専用のテスターを使用して効果的な電気柵にしていきましょう。