電気柵で使用するグラスファイバー製(FRP製)支柱の長所と短所を解説

電気柵で使用するグラスファイバー(FRP)製支柱には長所と短所がります。短所を理解して使用しないと、せっかく購入したのに買わなければよかったと後悔してしまいます。では、電気柵で使用するグラスファイバー製支柱の長所と短所とは一体何でしょうか?


グラスファイバーは腐らない!?

 

電気柵の支柱には、様々な物があります。中には竹を使用している方もいらっしゃるでしょう。しかし、竹や木は時間が経つと腐ってしまいます。

定期的な交換作業が必要になります。その点、グラスファイバー支柱は腐りません。どのような利点があるか説明します。

①弾力がある
電気柵に使用するグラスファイバー製支柱の長所として、弾力性が挙げられます。

これは、他の支柱と比べても、かなりレベルが高い弾力性です。しなっても元に戻ります。

②錆びない
グラスファイバーは、主にガラス繊維で出来ています。

そのため雨などの水分で錆びることがありません。海水でも錆びることが無いので、塩害がある地域でも使用できます。

③折れる
短所としては、一定以上の力が加わると折れるということです。

鉄パイプのように曲がったままになりません。

特に固い地面に打ち込んで強い力を加えた場合、てこの原理が働き、地面の境目でグラスファイバーが折れるでしょう。

④張れない
また、弾力があるがゆえの短所もあります。それは電気柵をピンと張る場合です。

基本的に電気柵は、畑を囲むように設置します。ですので、必ずコーナー部分が発生します。

電線を張った場合、コーナー部分のグラスファイバー製支柱は、内側に引っ張られるようになります。

グラスファイバーは弾力があるので、電線を張りすぎると内側に曲がってしまいます。

それを防ぐためには、コーナー部分だけ太いグラスファイバー製支柱にするか、コーナー支柱の先端を外側に引っ張るしかありません。

⑤お勧め
では、どのグラスファイバー製支柱が良いのでしょうか?

設置の方法にもよりますが、イノシシ用等で電線を2段しか張らない場合は、コーナー部分でも直径14mmあれば使用出来るでしょう。

シカ用等、電線を何段も張る場合は、コーナー部分を直径26mm以上にすることをお勧めします。

 

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いかがだったでしょうか?グラスファイバー製支柱の長所と短所が理解できたでしょうか?

グラスファイバー製支柱の特性を理解して設置することで、より効果的な電気柵にすることが出来ます。

効果的な電気柵を設置して、動物から作物を守りましょう。