電気柵の短所と長所について解説

電気柵の長所と短所についてご存知でしょうか?

実は電気柵には長所と短所があり、正しく使用しないと全く効果が無い電気柵になってしまいます。

では、電気柵の長所と短所とは一体何でしょうか?

 

管理をしないとただの柵!?

電気柵の他に害獣を防止する方法として、フェンスやトタン板等があります。

これは物理柵と呼ばれ、電気柵とは違う効果で害獣を防ぎます。それぞれ説明していきます。

 

①物理柵

物理柵とは、動物の侵入を物理的に防止する柵の事です。

例えば、人間がドアを開けないと家の中に入れない様に、物理的に侵入を防止する物です。

この長所ですが、物理的に防止するためには、丈夫な物が必要になります。

極端に言うと、フェンスで大きな箱を作り、その中で作物を育てることをすれば、確実に効果があります。

短所としては、価格が高いことです。

物理柵は、動物が入れない様な構造にすれば確実に防げます。

短所として価格が高いと言うことは、作る作物の単価が安いと割に合わないということです。

 

②心理柵

一方、電気柵は心理柵と言われます。

見た目は簡単に突破できそうでも、突破できないと思い込ませるものになります。

電気柵の長所としては、フェンスに比べて価格が安い事です。

また、他の長所として、設置の手間がフェンスよりかからないと言う事でしょう。

この長所のおかげで、個人で害獣対策が出来ることになります。

短所としては、管理が非常に重要だと言うことです。

農作物を管理するのと同様に電気柵も管理しましょう。

 

③心理柵の効果

何故心理柵は効果があるのでしょうか?それは痛みを伴うからです。

人間も痛いとわかっていることを、好んでしないと思います。

動物も同じです。エサは食べたいのですが、わざわざ痛い思いをしません。

一度痛いと思った動物は、次も痛いかもしれないと思い、警戒して電気柵を触らなくなります。

結果として畑への侵入を防ぐことが出来ます。

 

④効果を継続

心理柵ですので、効果は継続しておかなければなりません。

動物の記憶力によっては、痛みを忘れて再度侵入を試みるかもしれません。

また、違う動物が畑に入ろうとするかもしれません。電気柵は危険だと認識させ続けないといけないのです。

危険ではないと学習してしまうと、心理柵の効果が無くなり、畑に侵入するようになります。

必ず管理を行いましょう。

 

⑤管理方法

では、何を管理すればよいのでしょうか?それは草の管理になります。

まずは草の管理をしましょう。電気柵の電線に草が付かない様に定期的に草刈りをします。

この時、草が伸びるのが早いからと、電線を上げないようにしましょう。

動物が下から入る原因になります。電線は地面から20cmが目安です。

草の管理が大変な方は、防草シートや除草剤を使用すると良いでしょう。

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⑥電圧の管理

電気柵の電圧の管理をすることで、電気柵の状態を知ることが出来ます。

電気柵専用の検電器が各メーカーから販売されてますので購入してみましょう。

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いかがだったでしょうか?

電気柵の長所と短所について理解できたでしょうか?

電気柵の長所と短所を知ることで、電気柵の管理をする理由も分ります。

管理をしっかり行い、効果のある電気柵を目指しましょう。