電気柵を張って管理も行っているのにも関わらず、イノシシが電気柵の内側に入ることがあります。
これは装置の問題かもしれません。
では、イノシシが電気柵の内側に入る理由とは何でしょうか?
イノシシが入るのは、人間の変化のせい!?
昔と違い、今は兼業農家など、毎日畑に行けない人が出てきています。
イノシシの被害を防ぐために電気柵を張るのですが、電気柵の管理をしているにも関わらずイノシシが入ることがあります。
なぜか?順に説明していきましょう。
①イノシシは夜行性ではない
イノシシは夜行性と思われがちですが、そうではありません。
警戒心が強い為、人間に近寄らない様に過ごしています。
昼間見かけることが少ないために夜行性と思われているだけです。
実際は昼間でも活動します。
②人の生活の変化
人の生活スタイルが変化しています。
今では兼業農家の方も多く、畑が遠い為に毎日畑に行けない人もいるでしょう。
また、便利な大型農機具が発達してきています。
大型農機具を使用すると短時間で作業が終わるため、夜が明ける前からの手作業は減ってきています。
③電気柵の動作
電気柵の動作についてですが、基本的に夜間のみ稼働するか、1日中稼働するかをスイッチで選べるようになっています。
1日中使用すると、その分バッテリーや電池が早く無くなります。
夜間のみ稼働させた場合、1日中稼働に比べて約2倍、電池が長持ちします。
日中は大型農機具で作業する等、人や車が近くを通るためイノシシは出てきません。
ですので、夜間のみで使用している人が多いでしょう。
しかし、ここで注意が必要です。
夜が明けてすぐはどうでしょうか?夜明けとともに作業をしているでしょうか。
答えは「いいえ」です。
では、電気柵の稼働はどうなっているのでしょうか?
夜明けとともに、明るさを感じた電気柵は稼働が止まります。
例えば、6時に明るくなり、電気柵の稼働が止まったとします。
作業は8時から始めたとしましょう。
すると、誰もいないのに、2時間電気柵が稼働していない時間があります。
このときにイノシシが入ることがあります。
電気柵を管理しているのに入られるのはもったいないですね。
④特殊な電気柵
電気柵の種類はたくさんありますが、特殊な機能を持った電気柵がいくつかあります。
その一つに「夜出力3時間延長」機能が付いた電気柵があります。
これは朝明るくなって、夜出力機能が停止してから3時間、余分に稼働するという機能です。
先ほどの例でみると、6時に停止するはずが、3時間延長されて、9時に電気柵が停止することになります。
1日中稼働させるよりも電池が長持ちします。
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⑤性能
この電気柵はゲッターEXと言います。
末松電子製作所というところが製造しています。
最大柵線長3300mなので、2段張った場合、周囲が1650mまで対応しています。
さらに、最大出力電圧が9500Vで、単一電池8本で夜延長機能を使用した場合、64日稼働します。
一度検討されてはいかがでしょうか?
いかがだったでしょうか?夜延長機能について理解できたでしょうか。
イノシシは、人が活動しなければ出没します。
早朝のイノシシにお困りの方は検討されてはいかがでしょうか。
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